牧野植物園
ここは本当に来てよかったです。今まで金沢21世紀美術館や光の教会などなど来てよかったと思わせてくれる建築はいくつかありましたが、また違う感覚のような。21世紀美術館だと空間の面白さに展示内容の魅力がさらに魅力を加えており、光の教会は光の十字が暗い教会の中にきれいに映し出される様に大きく惹かれ、ここはなんなのかよくわからない。居て心地いいのかな。いいところを挙げろと言われれば、山に一体化するように馴染んだ建物のラインの美しさ、建物内のデッキから観る中庭の緑、建物の構造ともなる魚の背骨のような連続した架構などなど。ちなみに上の写真のところなんて京都の寺にある庭(明暗を活かした)みたいですし。しかも借景・眺望など様々なボキャブラリーが含まれている。でも決定的な何かと言われるとありすぎて難しいです・・・。それでも一度言ってみて欲しいところですね。植物にも建築にも興味なくともここの気持ちよさだけは伝わると思います。そんなことを思わせてくれる魅力的な建築です。今は内藤さんの作品をもっと見てみたいです。と言いつつ、よく考えてみると他にもいくつか観てますね。とらやミッドタウン店・海の博物館・志摩ミュージアム・ちひろ美術館・高知駅・牧野植物園。次は安曇野ちひろ美術館もしくは近くは加賀の九谷焼窯跡展示館・山城温泉ですかね。本業がおろそかにならない範囲で。
by mhikari3
| 2009-09-09 22:12
| Architecture