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スウェーデンで家具職人になる!/須藤生

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 今回読んだ本はJDNで以前連載されていました須藤生さんの「スウェーデンで家具職人になる!」という本です。内容はタイトル通り、須藤さんがスウェーデンのカペラゴーデン及びマルムステンCTDへの留学をし、家具職人の試験に合格するまでの過程を書いたものです。前回の奥山さんと同じ経験談なのですが、こちらは学校で学ぶ内容や家族を連れての海外生活(出産から子育てまで)などを通してよりリアルにスウェーデンでの生活が描かれています。



 読んでいく中で感じたことは、須藤さんはとてもポジティブな方だということ。そして、それは普通なら悪い方向へ考えそうな失敗でも、須藤さんはプラスプラスへ捉え次回の家具製作に活かせている点に表れています。見習うべきところだと思います。
 また、今回この本を読んで初めてマルムステンという家具職人を知りました。スウェーデンの家具職人としてはとても有名な方で須藤さんが行かれた2校もマルムステンによる学校だそうです。本の中には須藤さんがマルムステンの図面をもとに造られた家具の写真が載っているのですが、どれもシンプルでいながらとてもきれいな形態をしています。思わず触ってみたくなるような家具です。そして、さらに加えて須藤さんの文章で製作過程が詳細に記されており、読みながら自分も家具製作をしているような感覚をおぼえます。そして印象に残っている内容としては、マルムステンの図面を見て家具製作をしていると実際にマルムステンと話し、教えてもらっているような感覚になる、とおっしゃられていることです。マルムステンが残した図面には形ばかりを追い求めたデザインではなく、実際の製作を考慮したデザインになっているというのです。私は正直建築の図面において、こういう考え方なんだろうと想像はできても、施行のことまで含めたところまでは意識が届かないため、とても羨ましく、また早くそうなりたいとも思いました。
 前回の奥山さんもそうですが体験談が主となっている本は読んでいる方も読みやすく、かつ説得力のある内容でとても参考になります。そして、行間とフォントのサイズでも読みやすさは変わるな、とも。
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by mhikari3 | 2009-08-25 23:30 | Book
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イタリアでの写真です。像の動きが面白くて撮ってしまいました!


by mhikari3
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